「はてなブックマークボタン」、マイクロアドへの行動履歴の送信を停止
Yahoo!, CNET Japan
いやはや突っ込み所の多い問題ではある。
・数年前から普及している埋め込みブログパーツで、あとから情報収集開始。
・収集する対象は埋め込みブログパーツ設置者ではなく、閲覧者。
・収集した情報を事実上の第三者提供(というか第三者に収集させてるも同然)。
・初期値はオプトアウトしていない状態。
・その他いろいろ多すぎて書き起こす気もしない…
トラッキングについては @AKHYSH 氏がヒネた解釈ながらもわかりやすい説明をしているので引用しておく。このtweetとそれに続く一連のtweetから。
「デパートに買い物にいったらずっと後ろをついてまわって、茶碗を見ました、下着を見ました、バックを見ましたっていちいちノートを取られるようなものです」と解説したらだれも合意しないのではなかろうか。
何かメリットあるか?次にデパート行ったら「あれ?お客さん前は茶碗のあと下着だったじやないですか、新色入りましたよ」と声をかけてもらえます。それどころか、店を出たら向かえの洋服屋に「以前そちらでご覧になってたパンツ、うちなら二割も安いよ」と勧めてもらえます。
「それじゃプライバシの侵害だろう!」といえば、洋服屋の店主はこう答えます。「とんでもない、私はお客様の名前すら知らないのですよ」
毎回変装して行くことに。困ったデパートは町の住民が同じような靴を履いていて、靴底に製造番号があることに気づく。入口のマットに読取装置を仕掛けこれで管理することに。ただの数字だ。人に紐付かないし秘密にするような物でもない。プライバシ配慮バッチリ。俺ってビッグ!
それに気づいた町の嫌われ者。隣の奥さんの製造番号を盗み見して自分の靴底を改ざん。ただのシールだから簡単。さっそくデパートに行き下着売り場へ。「新しいブラジャーちょうだい。サイズは前のが丁度だった」「はい、お客様が前回購入頂いた物がこちらになります…」
…とまあこんな感じではあるけど『そんな極端なケースで語られて脅かそうったって』って余裕見せちゃう人がいるかもしれない。でも他人に知られて困るような情報を持ってないヤツはいないし、秘密など何もないと言ってるヤツはだいたい秘密が多い。下着ならまあいいや、どっちにしろ下着を身に着けてないヤツがいるわけないからな、などと。まあこの場合はサイズがダダ漏れなんですがね。
じゃあ、個人の性的嗜好や身体的欠陥・疾病などが漏れたらどうする?
あるいは杜撰な管理を行っているところからクレジットカード番号が漏れても?
広告屋は『我々は勝手にやってるだけ。商品の案内をしてるだけだから実害はない』というが、売り手のビジネスチャンスを押し付けてることを言葉遊びではぐらかせてるだけ、そんな詭弁は通用させてはいけない。実害は大きい。オプトアウト機能を用意したところで問題は解決しない、訪れる数十のWebサイトで一斉に始められ、嫌ならオプトアウトしろなどと言われたらどうにもならない。