2007年10月14日

そんなんありか考えた

以前在籍していた会社の某M君が「15日寝ないで働け、あとは自分で考えろ」と部長に言われた事について考えてみる。そもそも役付きならともかく、ヒラの社員にそんなことを言うようなダメな会社だったっけ?

・・・・そういえばダメな会社だったことを思い出したw
2002年3月。前年9月までF社の仕事をしていたが、契約満了で10月からN社の仕事を請けた頃だ。このとき4月15日から19日までF社から追加で仕事をしてほしいという連絡があったんだな。

で、営業S課長から連絡があって「1週間ばかり行ってくれ」と。前年10月から続けている仕事場が休めないからダメだ、どうしてもというならこっちを休めるように調整してくれと言ったのだが、名目上直属のT課長と営業S課長の答えはどちらも「どっちも行け」と。

朝9時から大崎でN社の仕事を18時まで。19時半から横浜天王町でF社の仕事を翌朝6時まで。帰宅して入浴して着替えたら、また新しい一日が始まるのだ。1日あたりの睡眠時間はわずか15分。

この週は、それまでヒマだったN社の仕事が、特異点とも言えるほどの忙しさだったので、客の見積もりで11時間/日くらいの仕事量だったのだが、それだとF社に不義理してしまうので無理矢理8時間で消化していたわけだ。

ところが木曜にN社側を取り仕切る自社の上司(T課長)が呼んでもいないのに昼の仕事場(N社)に顔を出して、「忙しいのに毎日定時で帰ってるらしいじゃネーか?」と爆弾発言。この野郎、自分でダブルヘッダーの命令出したことを100%忘れてやがるぜ! あんまり頭に来たもんだから、俺も売り言葉に買い言葉で

「心配戴かなくても、仕事を100%こなした上で、ちゃんと8時半に家を出て7時半には帰宅してますから。朝の。あなたの命令通りN社の仕事もF士通の仕事もちゃんとやってます」

と返したんだ。まあ同業の人は判ると思うけど、N社との契約では専属を求められているので、この件はあとで大いに問題になった。二重契約だからな。まあ会社にとって不利益なことではあるが、客に不義理してまで儲けるのは俺の主義ではない。だいいち、俺が儲けるわけでもないしな。儲けてるのは会社だけ。

結局、この件ではF社に貸しを作って、N社一辺倒の会社の体質改善という経営幹部の試みもあったらしいのだが、今のあの会社の現状を見れば失敗しているのは明らかだ。F水さん、S原さん、俺、K林君の4人が築き上げてきたF社への信望と勝ち取ってきた仕事は、その後の仕事を何一つ契約にすら結び付けられなかった怠慢により失われた。今では後輩M君の仕事場が象徴するようにスキル不足と管理者の無能によりN社との関係も破綻寸前。F社から絶対的信頼を得ていたメンバーも、F水さん・S原さん・俺の3人が退社してしまい、K林君もすっかり勤労意欲を無くしているらしいし・・・。

いや別にあの会社に恨みがあるとか経営者がどうだということはないんだ。ただ単に、あの会社は中間管理職に無能が偏っていただけということなんだな。あれじゃ兵隊は全力で仕事できないよ。
posted by JUD at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事
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