溜まってたコミック・小説あたりを片付けに入った。やはり通勤時間をゲームに使おうなんて甘っちょろい作戦は失敗、揺れる車内で液晶を見つめるというのは、仕事で疲れた目を更に痛めつけているだけだった。
・鉄腕バーディーEvolution (1)(2) ゆうきまさみ
・GIANT KILLING (8)(9)(10) 綱本将也/ツジトモ
・LIAR GAME root of A 甲斐谷忍
・天涯の砦 小川一水
・平壌クーデター作戦 佐藤大輔
「平壌クーデター作戦」は、当時の情勢と今の情勢のギャップを差し引いても面白みがある。というか、そのギャップ自体も楽しめるのが佐藤大輔の味なんだが。佐藤の「素人を小馬鹿にしたような描写」もなかなか年季が入ってきたのかなあ。政治を題材としつつもあくまで兵士を描ききっているという点ではやはりさすがというべきか。予想が外れるとなかったことにしている、どこぞのアカシックレコード野郎と違ってわかってらっしゃる、というべきなのかな。
「天涯の砦」は、いわゆる「ありがち」なシチュエーションとプロットなんだけど普通に楽しめる。それでも衰退しきったSFのなかでも未踏の地を切り開いて進むような小川一水の小説はハズレが少ないというイメージ。ただ、エピローグの切り方に対する感想には個人差があるんじゃないかなあ?
「root of A」は、表題作の「LIAR GAME」は大して面白くもないのでスルーしようかと思っていたんだけど、初出から7年も待たされた「ナインダーツ」が収録されていたので買った。待たされ過ぎw
2009年07月27日
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