2008年12月31日

FM音源の理解

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=17344686&comment_count=13&comm_id=16388
「質問です…」 - mixi FM音源コミュニティ(公開)

mixiだけど公開コミュニティなので貼ってみる。

そうかー、FMを、そしてSCCをそう捕らえている人がやっぱりいるのかー、という感想が素直に出てきてしまうなあ。キャリア、モジュレータ、オシレータを混同してたり、当時も今もここら辺の理解は難しいのだろう。

FM音源のもっとも重要なところとしては、やはり各オシレータごとに設定できるエンベロープだろうとは思うんだが、これも一般的ではないのだろうか。発音から時間が経過とともにキャリアとモジュレータの出力が変化することで得られる、発音後の音色変化を抜きにはFM音源は語れないと思っていたんだがなあ。

それに、一般的な(よく使われている)定義だとFM音源に与えるパラメータとしての周波数と、最終的なFM出力波形の基本周波数と等しくなるわけだけど、非整数次倍音の存在は多分忘れられているんだろう。最上位キャリアに1より大きい周波数倍率を与えることで、どのようなFM音源でも概念的に非整数次倍音が使えるという現状については一部の音源マニアしか認識できていないしねえ。

この辺はModTrackerなど各種トラッカーのソースとしてFM音源を使う形だけが残っていった場合、聴くだけの人には忘れられた技術になるかもしれない。技術自体も風化しつつあるし、作る側としてはなかなか考えさせられる話ではあるような気がする。
posted by JUD at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | DTM・楽器・動画
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