ってゆーか定格電力1450Wって、パワーありすぎだろ。あきらかに日本の住宅事情を考慮してないんだが、その性能とは裏腹にかなり使いづらい・・・というか、たかだか湯を沸かすという行為に相当気を遣わなきゃならない製品だなあ。
ほとんどの家庭用テーブルタップは1500Wの定格なので(例によってWikipediaの項目が詳しい)、どうにも使いづらい。500mlなら3分で沸騰するが、1450Wもの消費電力と引き換えにメリットを感じるほどの速さではないなあ。800mlまでの小さいモデルもあるが、こちらは1250Wとのことなのでやはり速さでアドバンテージはないだろう。ちなみに、底面形状が平坦ではないので、300ml以下では空焚きリスクが大きいというところにも問題はあるかと思う。
そして、最も気に障るのはその外形だ。この丸いハンドルは見た目以上に滑りやすく、キッチンテーブルに置かれた電気ケトルを立ったまま持ち上げようとすると、とても握りづらくて話にならん。ぎゅっと力を込めて握らないと支えられない。グリップが中途半端に太いのも相当問題あり。ルックスがデザインを支配して機能を損ねるという最悪の結果だ。
自分の財布から金を出して買うほどのものとは思えない。というか、買っても物置に仕舞って放置してる人とか多いんじゃないかなあ? このメーカーはいわゆるおフランスを由来とする家電メーカーで、今までにない製品カテゴリを突いたブランド・広告戦略が上手くいっているから知名度は高いが、その製品に魅力はあまり感じないなあ。取っ手の取れるフライパンや取り扱いの容易な圧力鍋などはもうちょっとusefulな製品に思えるが、電気ケトルを使った後だと不安だなあ。
発生する蒸気を検出して湯沸し完了を判断するので、いわゆる追い焚きも簡単にできるというところにはなかなか良さを感じるが、取扱説明書によると「余ったお湯はすぐに捨ててください」と書いてある。底面のヒーター以外はほぼ全て樹脂製のボディなので問題があるのだろうが、ゆえに追い炊きは不可能。台無しだ。
沸かした湯を使いもせずに捨てるのもアレだし・・・・
せっかくだから、
寒いし。
コーヒーとかお茶を入れるとき、少量の水を早く沸かせるので重宝していました。まあ今の住処だとガスコンロが使えるので、ヤカンの方が早かったりしますがw
家族が一斉にではなくて次々とメシを食って出勤するような家庭では、さぞかし使いづらいだろうなあとは思うんだけどねえ。