
Xbox360のワイヤレスヘッドセットを改造。
マイクロソフト純正の
ワイヤレスヘッドセットは、
闘牙のもみあげよりも格段に短くて、思うように声を拾ってくれないので改造した。もともと、スピーカーからマイクまで80mm弱、つまりタバコ1本以下の長さしかないので、どうしようもない。すでにあちこちで「マイク音量を調整できないのに声を拾いにくいからダメ」とか「
地雷認定」と噂されているので詳細はそっちに譲るとして、とりあえず改造した、というわけ。
こんな小さなものを綺麗に撮影できるカメラなんか持ってないので画像が多少見難いだろうけど、興味がある人は続きを読んでくださいな。
hidegon氏やYW氏とチャットしたけど、問題なかった。これで俺もワイヤレスチャットが可能になって、レース中にケーブルに気をとられてイライラせずに済むようになったぞ! まあ、電池切れの恐怖はあるけどなwww
続き。

まずは原材料。だいぶ前に買ったPC用ヘッドセットで、そのマイク部分をちぎり取ったもの。メーカーとか適当で、どうせマイクもスピーカーも使わない(軸部分と先端のケース部分しか使わない)ので、同じようにしたい人は実際に店舗を廻って自分の気に入るものを探してくれ、としか言いようがない。マイク部先端がケースになっていて、軸は中に針金が入っていてフレキシブルに曲がるやつがオススメだ。

で、まずは純正ヘッドセットのマイク部分を分解。爪の外し方にある程度の試行錯誤を要するが、細いドライバーやヘラがない人は自分の手に付いている爪でもいいだろう。
怪我しないようにやってくれ。順番としては、まずサイドのグレーのパネルのみを手前に引き剥がし、次に上下を分解。右の写真に、外したグレーのパネルが見えているので、それを参考にすれば簡単だと思う。

延長。純正のコンデンサマイクは再利用するので丁寧に外し、PC用ヘッドセットの軸で延長する。延長軸は線が2本入っているので、純正のマイクを剥がしたリード線と半田付けして延長。軸には針金状の芯が入っているのでコの字型に折り曲げて内部で突っ張らせる。写真では随分長く芯を残しているが、ここまで伸ばすコトにより、蓋を閉めた際により強く固定される(内部の部品固定用の出っ張りが引っ掛かる。細かい位置は、蓋の裏側を見て確認するとわかる)ので、芯が長く取れるなら是非ここまで伸ばしておくこと。土台のゴムは、ニッパーでも爪きりででも切り取ったり、芯が通る部分に溝を作ったりしてやるといい。

先っちょ。軸の先についているマイクをそのまま使うと、入力インピーダンスや特性の違いにより常時モスキートノイズが乗ってしまい、他のプレイヤーに迷惑を与えるので
絶対ダメ。MS純正ヘッドセットから先ほど引っぺがしたコンデンサマイクに付け替えること。なので、改造に使うヘッドセットの先端の形には、多少こだわったほうがいい。俺のは接着されてなかったから、根元と先を握って引っ張ったら外れたから楽だった。
怪我をしないように。
というわけで、興味のある人で、なおかつ「ワイヤレスヘッドセット買ったけど、声を拾わなくて使い物になんねーから打ち捨ててあるよ!」ってな人は、試してみる価値あり。かなり快適です。写真に写っているもの以外で必要な工具は、半田鏝・半田・カッター、場合によっては先端部分の再接合に接着剤が必要かもね。