2020年07月22日

在宅勤務で変わったこと

covid-19の影響で在宅勤務を始めてから4か月くらい経ったので、せっかくだから変化したことを書いておこうと思った。感染症云々はおいといて、在宅勤務そのものの話。

生活面が向上したのは、独身だからというのはある。夫婦と子供がいる構成で、働き手(あるいは子供)が常時在宅していない前提の住環境の人はつらいと思う。ましてやリビングの一角にPC置いて動画付きオンライン会議を強要されるなんて、大変どころのことではない。

お仕事面:

業務に使用する機材が変わった。さすがにデスクトップ機を持って帰ってくることはできなかったので、i7/8700K から どうにか借りられたi7/6500U、RAMも8GBに減った。ビルドや解析にかかる時間が増えたので、プログラマとしては少し待ち時間が増えた。一方で、代わりに使えるモニターが3枚になったので、書類仕事やコードを書く作業自体は大変はかどるようになった。

どうしても高速CPUを使いたいときは、私物を使うか、オフィスにあるデスクトップ機にリモートサインインすればいいので、個人的には差し引きゼロか、むしろ若干効率が良くなっている。でかいビルドとかクランチングはリモートの8700Kで走らせたまま、ローカルコンピュータで書き仕事できるから。
ただ、当初持ち出した機材は業務に差し支えあるレベルでロースペックなWin7機だったので、これの機材変更で何日か空費したのは痛かった。部門共有品であるi7/6500U機を前もって占有しておいて助かった。

無駄な会合が減った。会議があっても、Teams音声会議+資料共有オンリーだから、関与しない部分では内職できる。自分がいなくてもいいなと思えば退席も気安くできるのもいい。あと会議で会話中にテキストチャットで書き文字を提示できるのがすごく役立っていて、口頭で「えいちてーてーぴーころんすらすら…」などという面倒がなくなった、なんでもかんでもコピペで一発。すばらしい。世情が変化して出勤するようになっても、会議はTeamsでできるようにしておいてほしい。

割り込みが減った。集中して仕事をできるようになったのは大きい。いま、2案件同時に進めているので、どうしても手が離せないとか、着手中の片方のコードを書ききらないとビルド通らないので、もう片方の案件で割り込まれても対応できない、といったときに相手を待たせる口実ができている。どうしても手が離せないときはTeamsのステータスを「応答不可」にしておけばいいしね。

PC以外の機材が手元にない。発売前の新製品は持ち出せなかったので、これに関連する機能でバグが出たりすると最悪である。さいわい、そういう部分は意図して在宅勤務が始まる前に片づけていたので、ほとんど遭遇していない。4か月で2回くらい、まあ許容できる範囲といっていい。

押印が免除された。ほとんどの書類はメールで承認→提出という流れになっているので、たいへん楽ちんである。本人署名が必要な唯一の機材借用届(3か月)再提出のために1日だけ出勤したけど、やけくそで借用期間を1年にしたら許可されて笑ってしまった。持ってない機材を使用するテストを兼ねての出勤だったから、さほど面倒とは思わなかったが。

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経済面:


仕事のためのカネの出入りの変化は ほとんどないなあ。
コンピュータは貸与、KBMスイッチとモニタは最初からたくさん持っていた。USB-DisplayPort変換機は1個買ったが、あまり速くないとはいえ通信環境も元からあるのに通信補助費も出ているし、通勤費用が掛からなくなった分だけむしろ出費が減っているかも。

食費も大して変わらないっぽい。昼飯にコンビニサンドイッチ1パックだったのが冷食1パックになったのと、コンビニや自販機で買う飲料が紙パック飲料とちょっと高めのインスタントコーヒーになった程度。仕事帰りの外食はちょっと減ってる。

電気料金も変化なし。一般の人は在宅勤務で電気料金が掛かるといっているらしいけど、自分の場合はPCと冷房は何もなくても24h点けっぱなしなので、在宅勤務用ノートPCが1台2台ふえたところで誤差みたいなもの。今のところ冷夏なので冷房の消費電力も減少してるはず。

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生活面:

通勤時間、往復2時間くらいがほぼゼロになった。使える時間が単純に2時間増えたことがあって、今仕事が忙しいんだけど睡眠時間が減るということはあまりなくなった。巡り合わせの悪さからここ6週間ほど忙しかったので1日11時間ペースで労働してたけど、通勤してたらちょっとできる気がしない。
仕事がヒマならさらによいのだが。
おとといの納品で一息つけるようになったから、これからは期待が持てる。

外出が減った。面倒がなくていい面が大きいと思うんだけど、仕事前に通院とか、仕事後に通院とか買い物してた分を、わざわざ「さて 準備して出かけないとな」という風に腰が重くなった。連動して入浴回数も減って週5〜6回くらいになったが、さすがに丸2日入浴しないと我慢できないのでこれ以上は減らないと思う。
まだ2月の骨折が治ってないので、電車の乗降がなくなったのは助かる。発着駅は混雑するので、ちょっと恐怖を感じていた。感染症もことさら必要以上に恐れているわけではないが、リスクが減るに越したことはない。

喫煙量が若干増えた。2割増しくらい。もっと増えるかと思ったけど、いつでも吸えると思うと案外そうでもなかった。

運動不足になった。もとから大した運動はしていないので、週に3〜4回くらい買い物・外食・通院に出かけてるから大差ないように思っていたが、きのう6週間ぶりに通勤したら、オフィスに到着しただけで息が上がってしまった。これは高温多湿にマスク着用のせいでもあるが。外を歩いているときにはマスク不要だとは思うんだが、店や乗り物に出入りするたびにマスク着け外しってのも面倒&却って不潔だし、そもそも 俺たちはファッションでマスクをやっている。
まあ往復2時間かけてできる運動量なんて多寡が知れているので、散歩がてら外食を増やしてもいいかも。

仕事を気安く中座できるようになったので、歯医者に気軽に通えるようになった。昼休み+30分くらいあれば済むのでこれは大変ありがたい。横になって昼寝もできる。仕事中にゲームのちょっとした時限アイテム回収などできるのもプラスポイント。私用電話もすぐ受けられるし掛けられる。

宅配便をいつでも受け取れる。これかなり快適。

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全般的に 控えめに言って在宅勤務すばらしい。感染症云々騒動がおさまっても、続けたい。
posted by JUD at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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