2025年06月11日

NINJA ZX-6R

NinjaZX636G.jpg自動二輪を増車しました。KAWASAKI NINJA ZX-6R 2022です。
ジクサー150の12か月点検で、1月中旬にレッドバロンに行ったとき、ZX-6Rがあるのを見つけて、その場で決めた。

ニンジャ買ったわ って言ったら、ほとんどの人が「カワサキか…」「ニンジャナンデ?」って言う。

もともと教習所に通い始めた頃、普通二輪から大型二輪まで取得し終わってから 大型を1台買おうかと思っていたんだけど、普通二輪の交付を受けてすぐにジクサー150の新車在庫を見つけて買ってしまった。このおかげで十分に考える時間があったし、新車でいろいろ分解したりガジェット追加したりを体験できたし、なにより レンタルバイクでいろんな車種に試乗できた結果が「四気筒スーパースポーツじゃろ」というわけ。レンタルで試乗してみて前傾姿勢もまったく苦にならなかったので。

金額面で200万円かけて新車+ディーラーオプションでもよかったんだが、2年落ち8,000kmで130万円が目の前にあったので飛びついてしまった。ドラレコついてるからそのまま乗れるっていうのも大きい。
レンタルでZX-25R乗ってみたことはあって、25Rは日常で使う速度的にちょうどいいなとは思ったんだけど、高速道路で前が詰まって追越車線に捻じ込みたいときにどうしても「フルスロットルでもちょっと足りない」と感じてしまい、それだったらもうちょっと余裕が欲しいということで6Rになった経緯。

ジクサー150は荷物の多いソロ行に使ったり、近所の買い物に使うために、手元に置いて引き続き所有という形をとった。

というわけで6Rは「よくある全部盛り」で受領。
ドラレコ, スモークロングバイザー, アクスルスライダー, フレームスライダー, スリップオンマフラー, アジャスタブルレバー, ハンドルマウントバー, サイドスタンドプレート, バックステップ, フェンダーレス&ナンバープレートサイドウインカー といった具合。バッテリーは完全に死んでいたので新品を入れてもらった。

garage02.jpgガレージに入れるために、ガレージ内でジクサーを左に寄せて無理矢理入れた図。左から入れるとなると右から押さないといけないので、反対側からスタンドを掛けたり、ミラーが壁に当たらないようにしないといけないのが大変。だいたいこのレンタルガレージだって、当初はスキースノボやキャンプ道具を置く予定だったんだが、もうどうやっても入らない。もう少し広い区画に移転したいが空きがない。

2月頭の引き渡しからふた月ほど(自分の)慣らし運転。400kmくらい走ったけど、この間の感想「2速で高速道路に合流できる」「怖くてフルスロットルにできない」「アイドリング燃費が悪すぎて、渋滞にハマっている間の燃費系表示を見て絶望する」「ハンドル位置が低くて押し引きが大変」あたりかなあ。

2025/4/某日

garage11.jpgレンタルガレージで今使っているトコよりちょっと広い区画があいてる! というわけで、光の速さで電話して契約した。今までは スキースノボどころか、工具棚も置けなくて難儀していたが、これでいくつかの問題は解決するはずだ。

2025/4/某日

四輪の方のタイヤ交換をしてガレージに収めた。今までは狭いところに押し込んでいたのでタイヤの出し入れも重労働だったが、ちょちょいのちょい。

----

ある程度は車両に慣れたし、装備追加の方向も決まったので、GWに上の兄上宅で作業させてもらいに500km先へ旅行に行くことに。タイヤがだいぶ減っているが、まああと2,000kmくらいは大丈夫だろう…

2025/4/26

2025GW出発二段積み.jpg車体に慣れたところでちょうどGWになったので、荷物を積んで移動。GWだから朝から晩まで混むだろうなあ〜 と思って渋滞予測サイトを見たら昼以降は混まないと書いてあって「本当でござるか?」と思ったら、本当に混んでいなかった。自動二輪の割引を使っているから気付かなかったが、ETC休日割引が祝日絡みの土休日には利かないので、割引で長距離行したいひとは夜間割引を使っているからのようだ。佐野SAなどにはそういう人たちが車中で寝ていたりしたのが見えた。
到着間際になって雨が降りそうだったので慌てて雨具を着たが、最後の休憩地点 北上金ヶ崎PAを過ぎたあたりで、落雷を伴う毎時15mmを超える大雨になり「減ったスポーツタイヤでこの雨は無理じゃろ〜」とか叫びながら最後の50kmを走り切ることに。
最後のICでランプに進入し、ブレーキを踏もうとしたら「あっ ブレーキペダルが ないんスけど!!! ないわけないだろ!!!」という大事件が発生。とりあえずシフトダウンのバックトルクとフロントブレーキで最後の10qを走り切ったけど、これは大変焦った。雨中の運転で疲れたので、目的地に到着するなり寝てしまった。
ブレーキペダルもシャフトもアルミ合金(たぶんA6063系)で、ネジだけステンレス鋼だからなあ。アルミ系とステンレスは相性が悪すぎる。熱膨張率も3割くらい違うし、締め付けトルクの導出も悩ましい。

2025/4/27

6Rブレーキペダル喪失.jpg 6Rブレーキペダル仮処置.jpg 6Rドラレコ切れない.jpg 6R9000kmタイヤ終了.jpg
翌日になって洗車と車両チェック。
(1)はねた泥と油汚れ。
(2)ブレーキペダル脱落。
(3)ドライブレコーダーの録画が停止していない。
(4)たかだか500kmかそこらで、ずいぶんタイヤが減った。というか完全に終わった。

(1)は まあしょうがない。粛々と洗車するのみ。
(2)は適当なM6ボルトで応急処置するしかない。
(3)はどっか漏電しているだろうから最も深刻な問題だが、幸いにして滞在先は電源付きガレージなので、バッテリー上がりは心配しなくて済みそうだ。浸水漏電が原因だとわかったら、開口部をテープで密封することにしよう。
(4)はスリップマークも出ているし、もうダメだな。とはいえ ここで今からタイヤを注文しても間に合わないので保留して、帰路も同じような雨が降ったらもう最徐行で走り切るしかない。スポーツタイヤの減り方を見て「マジか…」と思ったり。

洗車して、ブレーキペグをM6ボルトで仕立て上げて、バッテリーを充電器に繋いで、とりあえず稼働可能状態を維持した。乗っていない間は、カウルを剥がして風を当てるか天日に当てるかしてドラレコを乾かす。おそらく短絡しているのは本体部分だろうが、数日間は配線も外して端子も乾かしておくことにする。

2025/4/28

6R八幡平アスピーテライン.jpgオープンしているとのことで、八幡平アスピーテラインをテスト走行しに行った。ところどころ、道路を雪解け水の川が横断していたので、ほどほどの速度でまったり走行。バイクもたくさん走っていて、国産だけでもアフリカツインからYZF-R1までいろんな車両を見かけたが、なんといってもZ900RSの多さよ。十台みれば一台は900RSか650RSだった。

下の兄上が ちょっと乗せてくれよ っていうんで貸して、市街地を1km程走ってきたらしいけど「前傾すぎて乗りづらいし、トルクもなさすぎる」とか申す始末。いやあ 最低でも6,000、トルクピークが10,000、レッドゾーンが16,000rpmのバイクだぞ。普段乗ってるNC750と同じ感覚で乗って、2,500までしか回さないんじゃ、パワーを感じなくて当然だろうよ…

2025/4/29

ZX636G-ACC電源.jpgハンドルバーにスマートフォン給電用のUSB電源を増設する作業を実施。電源はラップタイマー用12V2Aから拝借、レースベース車両 ZX-6R ZX636Gならではだなあ。本当なら直接バッテリーから引きたいところだったが、フロントサイドカウルと下手をするとタンクまで外す大工事になるので、やめておく。
ハンドルバーにUSB給電 Kaedear KDR-M3A (Amazon) を取り付け、SAEケーブルを切って ギボシ-SAEハーネスを作り、ZX636Gのラップタイマー用2Aギボシに接続して完了。プッシュリベットを落とすとカウル内でカラカラ音を立て続ける大惨事になるので気を付けよう! 施工は30分で完了。本当はPD/36Wを出せる KDR-M3Cを使いたかったのだが、この配線が12V/2Aしかないので、妥協した結果ではある。いつかヒマができたらバッテリーに直結してKDR-M3Cに置き換えたい。

2025/5/1

2025GWその辺1.jpg 2025GWその辺2.jpg
クソ虫ペダル自転車に掛けた金額.png今日も単独行でテキトーにその辺を走ってきたが、すれ違うバイク達のヤエー(手を挙げる挨拶みたいなバイク乗りの習慣らしい)が多い。ジクサー150に乗ってたときはほとんど無視されていたんだがなあ、何これやっぱり排気量マウントとか車両価格ヒエラルキーとか そういう部類のやつか。クソ虫ペダル思い出すからイヤなんだよなあ… そして 今日も十台みれば一台は900RSか650RSだった。流行ってんだな。

6Rリアカウル外し.jpg中古車なので、カウルを剥がして 前オーナー(あるいは前オーナーが依頼したショップ)の施工した改造部分のチェック。配線じつに雑だなー って思った。雑っていうか ケーブルを束ねるのにビニールテープぐるぐる巻きはねーわ、熱収縮チューブか、せいぜいが結束バンドだろうよ…。
シート下にも車両バッテリー充電用にバッテリー直結端子を増設。カスタムパーツの(サーボキャンセラーとか電源リレー)型番をチェックして、リヤシート下にぐちゃぐちゃに押し込んでいる配線を綺麗に巻き直して空間を確保。リアウインカーがLED化されているので、ウインカーリレーをカスタムしているか抵抗を噛ましているか とみればセメント抵抗が置かれていた。純正戻し 面倒くさそうだな などと思ったりした。

パープルセーバーモトカバー1.jpg パープルセーバーモトカバー2.jpg パープルセーバーモトカバー3.jpg
エーモン パープルセーバー モト (Amazon) を収められる空間を確保できたが、そのまま放り込むと知らないうちにスイッチが押されて電池を使い切ってしまうので、キャップを作成。ガレージの廃材からアルミ0.5mmの板切れ(たぶんキャンプ固形燃料用の風防か何か)を切って曲げて削って、これを輪ゴムで留めて完了。まあまあよろしい出来ではないかと思う。

2025/5/3

6R燃費24kmL.jpg 2025GWメガネ橋.jpg 2025GWバイクの駅.jpg
お誘いを受けて230kmほど4台でツーリング。信号もほとんどない山道を100kmほど走ったところ、燃費系が示した数字は24km/L。エコランしながら集団で走るのは疲れるが、これくらいの燃費が出るのがわかったのは収穫だ。後半は燃料をリッチに使ったが、トータルで23km/L。高速道路110km/h巡航で20km/L、首都圏で街乗りすると17km/L程度なので、まあ数値的にはこれくらいが限界だろう。

2025/5/4

予測通り「なんであいつ あんなクソバイク買ったの?」いただきました。
これだからライダーカルチャー嫌いなんだよ…

2025/5/5

Activeウインカー破損.jpg Activeウインカー修復.jpg
何日かかけて念入りにドラレコを乾燥させたので再結線して稼働確認で走ってきたら Active ナンバーサイドウインカー コンパクトMINI スモーク のネジを落っことしてきた。またか と思いつつチェックしてみたが、ネジが緩んで脱落したのではなく、雌ネジ部が粉砕されていた。樹脂製品だからありうることではあるが、ネジ部だけでもスチールで作ってくれればいいのに。
しょうがないので、非常に不本意だが、しょうがないので両面テープで接着。おーん。

2025/5/6

2025GW岩洞湖レストハウス.jpg
本当はこの日に帰る予定だったんだが、夕方以降に雨になるという予報もあり、またお誘いを受けて4台でツーリング。ところが、予報よりずっと早く昼前 50kmほど走ったところで雨が降ってきたので、『本州一極寒の地』岩洞湖レストハウスのあたりでUターン。3か月前はここでワカサギ釣ってたんだよなあ…
スポーツバイク2台+ハーレー1200XL2台だったので、スポーツバイク組は勝手に行っていいよ って言われたけど、先頭だとブラインドカーブでどれくらい突っ込んでいっていいのかわからんので さほどリードすることもできず、同行者に先行してもらうことに。Googleマップで目的地指定をしてないと30分でスクリーンアウトしてしまうという問題を何とかしないとダメだな。Android開発者モードの設定で何とかできねえかな、と思ったけど 既定時間スリープ抑止は充電中でないとダメらしい。嵐の日に給電する度胸ないので、これも対策を考えないと。

2025/5/7

2025GW帰途1.jpg 2025GW帰途2.jpg 2025GW帰途R.png
昼過ぎまで仕事して、夜まで寝て帰途につく。夜の東北道500km行。
この晩は3月並みの寒さで、那須〜白河のあたりで路傍の気温表示を見たら零度前後だったりして、とにかく寒かったとしか言いようがない。エンジン水温も上がらず、走っている間はフットレストに僅かなぬくもりを感じる程度。せめて電熱グローブを持ってくるべきだったとちょっと後悔もした。結局 連続して100km以上走ることはできず、ほぼすべてのSAに入った。ホットコーヒー飲んで休憩すれば… と思いPAに入ったら自販機の全商品が「つめた〜い」で絶望したからだ。

2025/5/26

6RバトラックスT33.jpgタイヤの寿命が完全に終わったので注文していた、新しいタイヤが届いたので交換した。スポーツバイクだから、出荷時装着タイヤ後継品の スポーツタイヤ BATTLAX HYPERSPORT S23といきたいところだが、いろいろなところに普段使いで乗り回したいので、排水能力を考慮して 一段落としてスポーツツーリングタイヤ BATTLAX SPORT TOURING T33にした。

レッドバロンの店員とちょっと雑談したけど、RSよく見るって言ったら「最近Z900RSとかZ650RSの買い取り多いんですよね。買ってみたけど、周りがみんなRSなんで乗り換えたいって言ってる。レブルもそう」とか聞いた。やっぱり流行ってたんだな。人気車種はアフターパーツが安く豊富に市場に出るから、その人気車種の代表格たる Z/RSとかレブルなんて、お手軽アフターパーツたくさん使ってカスタムしてナンボの車両のような気がする。「この辺にヘルメットホルダーほしいなあ」とか「ここにピッタリ嵌る物入れつけたいなあ」とか若干わがままなことを思いついても、探せばだいたいある。その辺はカブ系とかCB系もそうだなあ。
ジクサー150サイドパニア.jpg個人的には レブルやRSなど アメリカンやレトロフィーチャーも悪くないとは思うんだけど、買うとしたらキャラクター的にジクサー150との入れ替えになるので、今のサイドパニア付きジクサー150の圧倒的積載量と比較すると、積載性で不満が出るような気がする。長距離ランナーとしてはNC750やNX400、それにVストローム250が理想だろうが、NCは下の兄上とかぶるし、NXとVストは見た目が好みではないので…

2025/6/1

交換したタイヤの皮むきでとりあえず100km走ってきた。真ん中はとりあえず健全な状態になったと思うが、目一杯バンクできるようなワインディングは近所にないので、端の方は当分の間妥協するしかない。ヤスリで削ってしまうという手もなくはないが、後輪はともかく前輪はちょっと難しい。
前のタイヤは9,000kmで終わったけど、このタイヤはもうちょっと持ってくれるといいなあ。2万 3万などとは言わないが、減りの早いスポーツタイヤで減らさないように気を配るくらいだったら、硬いタイヤで細かいことを気にせず走りたい。

6Rペダル脱落ネジ.jpg 6Rペダル手直し.jpg
タイヤ交換と最低限の皮むきは終わったので、ブレーキペダルの交換にかかるか と現状をチェックしたら、シフトペダル側もネジが脱落しているのも発見した。
両側のアームを取り外しチェックしたところ、シフトペダル側の脱落したネジは市販のM4×10mmで代用できることがわかった。ここも雌ネジはアルミ合金だから脱落する前提で運用しないといけないな… みんなさかんにネジ止め剤を薦めてくるけど、六角レンチと予備のネジを車載しておいた方が穏当に思う。俺はネジ止め剤を信用していない… なお前オーナーもネジ止め剤は使用していなかった。とりあえずホームセンターで足りないネジを買ってきて装着。
ブレーキペグとシフトペグも新品を装着。アルミに規定トルクでステンボルト着けて大丈夫なんじゃろか。熱収縮の違いとかあるんじゃないのか、と思ったけど調べるの面倒なので、脱落前提で予備を用意することでファイナルアンサー。

2025/6/7

6Rペダル修復完了.jpg ガレージの6Rにブレーキ・シフトアームを再装着。これで当面は大丈夫だろう。
長距離行のときは、M4×10mmボルトとフットペグと六角レンチは携行しておかないとダメだな。本心としては 落ちないようにワイヤリングしたいトコだが、ただでさえ強度が怪しいA6063系合金に 穴をあけて強度を落とすリスクは犯したくない。

----

二輪ではアフターパーツでカスタムするのは当たり前に行われているけど、軽量安価なアルミ合金にスチール系ボルトという組み合わせが多いので、やはり頻繁に緩みチェックをしないといけないので面倒だな。ネジ留めが最低限でスチール製の純正品がよくできてるなあ と思い知らされる。
ドラレコは漏電するし、ブレーキペグは落ちるしシフトアームのネジは落ちるし、ウインカーはネジ部が砕けてるし、よう壊れますな とは思うが、壊れたのはぜんぶアフターパーツなんだよな。中古車両だからと言うわけではないと思う。

れっつ えんじょい
posted by JUD at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | オートバイ